「夫は外で仕事をし、妻は家を守る」が当たり前の
時代もありました。
しかし、令和になった今でも夫婦共働きの家庭が
過半数を超えているのに、家事は妻の仕事という
古い価値観のままの男性が多くいます。
夫が家事をしない!どうしたら家事を
やってくれるのか?
これらについて夫の視点と主婦の視点両方を
持っている専業ではない主夫歴8年目の私が
お答えします。
夫はなぜ家事をやらないのか?
1.自分の親の影響を受けている
2.家事や育児の経験が不足していて何を
していいかわからない
3.奥さんが全てやってくれるのでやる
必要がない
夫に家事をやらせる方法
1.家事リストを作ってタスクの見える化
2.家事をしない理由を聞いてみる
3.夫の家事スキルを褒めましょう
もくじ
夫はなぜ家事をやらないのか?
1.自分の親の影響を受けている
一番の理由は自分の親の影響だと思います。
自分の母親がほとんどの家事を
担っている姿を見て育っているので、
それが普通だと思っています。母親が専業主婦
の家庭で育った男性は特にこの傾向が強いです。
幼少期から長年かけて作られたこの「普通」
という感覚が厄介でなかなかで変える
ことができません。
女性が家事をやることを普通と考えているため、
それが前提にあって、共働きだから百歩譲って
家事を手伝ってあげてるという考えになるのだと
思います。
ちなみに私は父親が家事を率先してやる人で尚且つ
かかあ天下で母親権力最強という家庭で育ちました。
そのため女性が家事をやることが普通とは思って
いませんので自分の主夫化につながっているんだと
思います。
2.家事や育児の経験が不足していて何を
していいかわからない
やりかたのわからないことにチャレンジするのって
ついつい面倒くさくなってしまって逃げて
しまいがち。
普段から家事をしないため、そもそも何をして
いいのかわからないし、下手に手を出すと、
奥さんの求める水準以下で怒られる。
このように気まぐれでたまにやってみても
怒られてモチベーションが下がり、もう
やりたくないと思ってしまう。
そこでまた奥さんにたまには家事手伝ってよ
と言われて手を出してまた怒られて
やる気を無くすという負のループになるわけです。
また家事や育児の全タスクを把握していない
というのもこの負のループの原因の一つだと
思います。
私は結婚当初から家事は7割以上やっていましたし
子供が生まれたときは育休を取得して家事育児の
ほぼ全てを担っていました。
やってみたからわかるのですが家事や育児の
全タスクを経験していると、どの場面だと忙しく、
手を借りたくなるのかわかるようになるので、
自分の育休が終わってからも、妻の的確な
サポートができます。
反対に自分メインで家事をやった経験がないと、
大変さもわからないですし。手伝おうとも
思わないわけです。
3.奥さんが全てやってくれるので
やる必要がない
夫が家事をしないのは家事を奥さんが全て
やってくれている現状があるのだから、あえて
やる必要はないと思っているからかもしれません。
自分が楽できる状況が出来上がっているのに
あえて茨の道を選ぶ人ってそんなにいないと
思います。
そのため、基本は静観です。
文句を言われたら、その時だけ対応して
ごまかします。
甘えられるところは甘えておこうという
スタンスです。
このような意識にさせてしまったのは、結婚当初に
奥さんが家事をやりすぎてしまったからからかも
しれません。
甘やかされた人を矯正するのはなかなか
大変です。
これから結婚される方は最初に
家事のルール決めをしておくことを
オススメします。
家事をやらない夫を持っている奥さんがどうにか
したくて情報集めにきているのにこれだけでは、
不親切ですよね。
では次に家事をやらない夫をに家事をやらせる
方法をお伝えします。
夫に家事をやらせる方法
1.家事リストを作ってタスクの見える化
自分の家庭の家事の一覧を作成して、タスクを
見える化してみましょう。
そして妻、夫それぞれが
どの家事を担当しているのか明らかにします。
(付箋に書き出して、紙に妻側、夫側の欄を分けて
ペタペタ貼っていくとやり易いと思います)
こうやって漠然としている家事負担を見える化すると
共働きなのにこの配分はおかしくないですか?
というのが明らかになります。
なんとなくやっていることを客観視できる状態に
することで、夫側もこれはさすがに不公平だと気付く
きっかけになると思います。
データを突き付けたところで、家事配分について
話し合ってみましょう。
2.家事をしない理由を聞いてみる
夫が家事をしなくていい理由なんて無いはずです。
家事をしないのであればその理由は何なのか、
聞いてみるのも、夫が考えを変えるきっかけに
なるかもしれません。
おそらく「家事は妻の仕事だから」といった答えが
くると思います。
そこでさらになぜそう思うのか聞いてみます。
「自分の親がそうだった」と返ってきたら、
「今と親の時代とでは考え方が違うし、あなたの
母親は専業主婦で私は働いているよね?
それでも家事は女の仕事かな?」
と聞いてみましょう。
こうした問答を繰り返すうち、「家事は妻の仕事」
という考え方に矛盾があることに気付くはずです。
この点に気付いてもらえれば、考え方を
変えてくれる可能性は高いはずです。
3.夫の家事スキルを褒めましょう
夫の家事スキルは低くて当たり前。やってくれた
家事に対して、文句を言ってはいけません。
それは夫のやる気を削ぐだけで全くプラスには作用
しません。頑張ってやったことに対しては誰でも
褒めてもらいたいものです。
「ありがとう、すごい助かる!」
や「やればできるんだね、見直した!」など、
やってくれたことに対しての感謝と褒めるという
点はぜひ意識してみてください。
不慣れな家事をやってみた結果、怒られたのでは
「二度とやるか」と思いますが、褒められれば
誰でもうれしいものです。
苦手分野でも小さな成功体験を重ねると
自信がついてきます。
その自信が、妻が大変そうだから
自分が家事をやろうかなと思わせる一歩になります。
まとめ
夫はなぜ家事をやらないのか?
1.自分の親の影響を受けている
→自分の母親がやっていたことを「普通」と考え
深く考えず、妻にもそれを求めている。
2.家事や育児の経験が不足していて何を
していいかわからない
→何をしていいかわからず、たまに手伝って怒られ、
やる気を無くす負のループ。
3.奥さんが全てやってくれるのでやる必要がない
→自分が楽できる状況なのに、あえて家事をやる
という茨の道を選びません。
夫に家事をやらせる方法
1.家事リストを作ってタスクの見える化
→家事タスクの見える化で配分の不公平さ
に気付いてもらう。
2.家事をしない理由を聞いてみる
→家事をしなくていい正当な理由なんて
ほぼありません。とことん追求を。
3.夫の家事スキルを褒めましょう
→夫のやる気を削がないように感謝と
褒めるは忘れないで。
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